プロジェクトマネージャーがレゴシリアスプレイを体験してみた

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レゴシリアスプレイを試そうと思った背景

ミッションが浸透していない

    私たちは2023年に会社のミッションと行動指針を定めました。それを全社会議(リモート)で、それなりに丁寧に説明したつもりですが、当然のように浸透しているとは言い難い状況でした。
    やはり、口頭での説明だけでは、理解を醸成することは難しいと感じて、説明よりも理解を深める術はないかと、探していたところ、レゴシリアスプレイに出会いました。

みんなの考えや価値観を知りたい

    JQも徐々に人数が増え、様々なバックグラウンドを抱える人がJQに入社し、社員の多様化が進んでいます。
    バックグラウンドの多様化というのは、価値観の多様化でもあり、各個人が何を大事にするのかが異なるという状況になっています。
    そこで、レゴシリアスプレイを通じて、社員各人が人生において、何を大事にしているのか、会社生活において何を大事にしたいのか、についてを理解できると良いなと思いました。

レゴシリアスプレイをやってみた

ワークショップの目的

  • 会社のミッションの理解と共感を促す
  • 会社の未来像を共同で描く
  • 楽しむ

参加者

社長の下田と取締役の飯田をはじめ、JQの主要事業であるPM事業部からは遠藤、福本、赤木、豊嶋、バックオフィスからは山岸が参加。

ワークショップの流れ・内容

ワークショップは、前半と後半の2部構成で行われました。

  • 前半:レゴシリアスプレイのルールに慣れる
    • STEP1:組み立てに慣れる
    • STEP2:メタファーに慣れる
    • STEP3:ストーリーを語る
  • 後半:今回の目的をテーマに作品を創る
    • テーマ①:あなたが考える「最高のプロジェクトの解散」とは?
    • テーマ②:あなたがミッションを通じて「実現したい会社の姿」を形にしてください
    • 共有モデルの作成(個々の作品を集め、ʻʼ私たちが実現したい会社の姿ʻʼを語る)
    • 振り返り

<内容>

まず前半は、レゴシリアスプレイに慣れることからスタートします。
「STEP1:組み立てに慣れる」と「STEP2:メタファーに慣れる」は、決められたお題に沿って作品を創り、 作品を見ながら、好きな点や工夫した点を語ります。聞く側は、作品を見ながら発表者の話に耳を傾けます。
この「作品を見ながら」というのが意外と難しく、職業病なのか講師の山崎さんを見ながら話してしまう参加者たち。
ワークショップ前半は、何度か注意を受けました。

前半最後は、「STEP3:ストーリーを語る」ということで、「悪夢のようなクライアント」をテーマに自由に作品を創り、これまでのSTEP同様、ストーリーを語ります。
過去に遭遇した悪夢のようなクライアントのエピソードに、思わず共感する参加者たち。

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前半を通して、レゴシリアスプレイのルールに慣れてきたところで、後半からはいよいよ目的にそって、作品を創ります。
後半のテーマは、JQのミッションである「最高のプロジェクトの解散」と「ミッションを通じて「実現したい会社の姿」」。
思い思いにテーマを表現していきますが、共通する部分もあれば、参加者固有の部分もあったりと、新たな発見がありました。

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最後は、テーマに沿って創った個々の作品から、コアとなる部分を取り出し、私たちが実現したい会社の姿を共有モデルとして作成します。そして、私たちが実現したい会社の姿を語ります。
テーマに沿って作成はしているものの、各々のカラーが表現されている作品を一つの共有モデルにできるのか不安に思いつつも、 いざ合わせてみると不思議と一つの作品として成立していました。これには参加者も驚きでした。(下画像参照)

画像左のグレー部分は、プロジェクトマネジメントがメインの実現したい姿、
画像右の緑の部分は、社員それぞれの人生、そしてそれぞれは全て繋がっていることを黒い線で表現しています。
社員一丸となって、プロジェクトの完遂・最高の解散を目指し、 その結果、社員それぞれの豊かさや幸せを実現していくというのが、私たちの実現したい会社の姿です。

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ワークショップをやってみた感想(何がどう面白かった、何が難しかった)

    参加した人たちの感想は以下の通り、とてもポジティブなものでした。
    私たちはプロジェクトマネジメントという分野で仕事をしているので、プロジェクトやチームで一体感を作っていく方法として、 とても有効!という印象です。

    <参加者の感想>
    • 純粋に楽しめた。短時間でものを作って発表するといういい訓練になった。
    • プロジェクトのキックオフ時に導⼊すると効果がどう出るのか、挑戦してみたい。
    • レゴを通して思いを吐き出せる。ブレストやチームビルディングなど様々なシーンで活⽤できそう。

レゴシリアスプレイの効果と今後のアクション

ワークショップ体験を通して得られたもの

    効果としては、このワークショップへの期待通り、参加した社員たちの間に、 会社のミッションが浸透した、というものがあります。
    やはり、手を動かしながら自分なりに考えるという体験が、 ただ言葉で聞くよりも腹落ちすることにつながるのだと思います。

    <参加者の感想>
    • 2つのミッションが1つにつながった。会社が豊かに、幸せになっていくために検討していきたい。
    • 個々の作品が1つのストーリーになったのが不思議。次回はもう少し違う表現にも挑戦したい。
    • 会社のミッションが身体に入った。今回の参加者は共通認識が持てたいいワークショップだった。

ワークショップを受けてどんなアクションを取っていくか

    普段は論理的思考をとても重要視している会社ですが、今後は、プロジェクトのメンバーとの関係におい ても、会社と社員との関係においても、価値観や潜在意識のような部分にも、 もっと目を向ける、知る努力をするということをやっていきたいと思います。

    <参加者の感想>
    • ⾔語化された情報のみではなく、⾔語化できない情報(潜在意識等)にも視点を向けたい。
    • ⾃分の思考の癖をあえて忘れる時間をつくってみたい。
    • 社員の⼤事にしている価値観を、具体的な施策に落としていきたい。

レゴシリアスプレイをやってくれた人の紹介

山﨑 淳一朗氏


2024年よりレゴシリアスプレイのファシリテーターとしてご活躍中。
明るくおだやかな人柄で、参加者が抱える課題に伴奏支援してくださいます。

山﨑氏note

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